Storyアンジェリカの物語

第六章 復縁

ブライダル業界を離れた私は、8ヶ月程、他の仕事をしていました。旅行誌の編集部です。
旅行は得意分野でもあったし、仕事はそれなりに面白く、残業もノルマもなく、上司も尊敬できる熱い人でした。

私は、生まれて初めて、終業時刻を待ち、休日を楽しみにするようになりました。(それまでは、休日でも仕事をしたくて、しょうがなかった。)
人間らしい生活を取り戻し、体はすこぶる元気になりました。
「あぁ。人は、一番好きなことを仕事にしちゃいけないんだなぁ・・・。」と思いました。
でも、何かが違う気がしていました。
体は元気なのに、なんだか生きてる気がしないのです。(きっと、目が死んでたんじゃないかと思う。)

ちょうど、そんな時、ウェディングプロデュースを始めようとしている会社から、声がかかったのです。またブライダル業界に戻ったら、自分がどうなるかは、わかっていたし、相当悩んだ結果、「やっぱり好き・・・!」という気持ちが溢れ出て来て、結局、ブライダル業界と、ヨリを戻すことにしました。(もうまるで恋人です・・・)
それからの仕事への熱意は、これまで以上にヒートアップしました。
一番好きだった相手(=ブライダルの仕事)と泣く泣く別れた後に、ヨリを戻した訳だから、もうそりゃ熱愛ですw

式場以外の自由な場所で、一から作り上げる結婚式。
立ち上げから全てを任せてもらい、とにかく楽しくて、寝食を忘れて仕事に没頭しました。
ここでも、これまでに経験したことないくらい、すごい苦境もありましたが、今となっては、良き思い出。
また、当時を共に乗り越えた仲間は、今でも心強い戦友です。