Storyアンジェリカの物語

第三章 ウェディングとの出逢い

26歳の時、地元の旅館で、友人の結婚式のプロデュースを任されました。
結婚式も、まだ数回しか出席した事のなかった私は、素人ながらに、テキスト本を何冊も買って、結婚式の演出について勉強しました。
そして、笑顔と感動をもたらす結婚式の演出の魅力に、はまってしまったのです。
もともと「演出」を手掛ける事は好きで、小学生の時には、映画監督やドラマの演出家になりたいという夢を描き、学芸会の劇の脚本を書いたり、学校行事の度に、演出を考えたりもしていました(笑)

27歳で、勤めていた旅行会社を辞め、ブライダルの学校に通いながら、休日は、式場でアルバイトを始めました。
バイト先は、当時、大分で初めて出来たお洒落なゲストハウス。
求人も出ていないのに、アポなしで(アポとったら断られるのはわかっていたので)訪問し、「掃除でも何でもいいので働かせて下さい!お給料は要りません!」と書いた履歴書を持参した、痛い人です。(笑)
求人は締め切ったばかりだけど、そんなに言うなら、まぁ掃除くらいなら・・・という感じで採用してもらいました。
まだ薄暗い早朝から、トイレやガーデンの掃除を担当していた私は、時々、人手が足りずに、チャペルのドアオープンや、入場時の花嫁のドレスの裾を広げる役を任された時には、舞い上がるような気持ちでした。
また、別の会場で音響照明係のアルバイトも掛け持ちしながら、司会のレッスンを受けたり、ウェディングのフラワーアレンジ教室に通ったり、レンタルCDを借りまくって結婚式に使えそうなBGMを探したり、ブライダル雑誌を買いあさったりして、趣味がブライダル・・・というか、もうオタクレベルでした。

そんな中、花嫁を装って、当時大分に存在する全ての式場見学に行き(一番迷惑がられるやつ・・・)、ここで働きたい!と思った会場に、またもや例の痛い履歴書を持参。
念願のウェディングプランナーとして、式場に勤める事になりました。
28歳の私は、20歳の動機と並んで、念願のプランナーデビューを果たしたのでした。